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My Radio Life In Hawaii ハワイでラジオの仕事privacy

                   

インターネット時代のラジオ
   
インターネット時代になって、ラジオってどうなるんだろうかと思う。すでにもうラジオが持つ特性の多くをインターネットでYoutubeやネットラジオがやってしまっているのをみると、すでにラジオというビジネスが一時代を終えたのは紛れもない事実なんだろうと思う。

僕らがハワイでラジオの仕事をしていた1990年代の前半、ネットはまだ始まったばかりだった。まだまだどんな仕事をネットでできるかなんてわかってないし、第一、その頃はまだ電話でネットに接続していたわけで、その後ISDNになったりADSLがでてくるまでは結構な年数がかかっている。

当時、ハワイと日本で同時中継ライブ番組をやるってことでかなり盛り上がっていたことがある。ISDNができたので、デジタル電話回線を使ってやることで経費も安く音は劣化せずに同時放送が可能になったわけだ(実際は微妙に時差は出る)。それが、どれだけ革命的なことだったか。

それはラジオ局が威信をかけてやって、なんとか成功させて喜んでいた時代だ。でも、今は個人が自由にライブ放送なんて簡単にできる。ハワイと日本どころか、世界中に同時中継ができる。音声どころか。映像の生中継ができる。おそろしい時代になったとしかいいようがない。

もし、ハワイの映像が見たければいつでも見れる。同時中継チャンネルもあるし、さらに録画でもいいなら、Youtubeには飽きるほどハワイの映像が上がっているし、多くは美しい映像でもうプロ級のクオリティで見ることができる。ハワイの音楽やラジオが聴きたければネットラジオで毎日好きなときに好きなだけきいて、ライブのハワイが部屋に入ってくる。

これで、どうやってラジオステーションが成り立つって言うんだろう。もちろん、ハワイの人気ステーションは問題なく継続できるだろう。でも、新規ビジネスやかつてのような日本とハワイを結んで放送するなんてスタイルはやったところで、なんら新しさもなければ誰もほしがる情報がそこに発見できる番組なんてもうできそうもない。だって、個人でどんどんハワイの衣食住の情報なんて発信してるから、スポンサー付いた情報なんていまさら誰もだまされないし、興味もないだろう。

僕らがハワイでラジオの可能性を追いかけた時代は、もう終わったんだと思う。そして、今は誰もがDJであり誰もがディレクターになれる時代ということ。それはそれで、素晴らしいことだと思う。やっと誰からも脚色されない情報がネットというメディアに溢れかえることになって、情報の選択が制作者側の独断から一般人に主権が移ったということなんだろう。

今、懐かしくラジオの仕事を思い出すことは、過去を振り返って、過ぎた時間を総括することに他ならない。それは同時に、新時代に進まなければならないという再確認に他ならないような気もする。


MAHALO & ALOHA !!
    Takeshi