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ハワイの音楽 Hawaiian Music ハワイホテルクラブ

My Radio Life In Hawaii ハワイでラジオの仕事privacy

                   

アロハしょうゆで作ったカツ丼、ハワイのキッコーマンとアロハ醤油
   
ラジオの仕事をしていて、しばしばランチになると皆で一緒に食べることもあったんだなあ。日本ならわかるけど、ハワイでひとつのテーブルでプレートランチ買ってきて食べるってのは、なんか最初は微笑ましかった。へえ、アメリカも完全個人主義でもないのね、って感じかな。

それで、いつも食べるもんは大体きまってるんだけれど、BBQビーフとかBBQチキンとかのプレートランチを買ってくる輩が多かったのだ。それで、その中にハワイのローカル女性がいたんだけれど、Last Nameが山田さんみたいに日本名の人だった。明らかに日系人だけれど(顔もほとんど日本人だった)、全く日本という国は意識してなかったかなあ。別に好き嫌いじゃなくて、とにかく意識の外にあった。

で、その人が時々食べ物に醤油を少しかけて食べるんだけれど、それが、アロハ醤油なわけだ。今はわからないけれど、当時のアロハ醤油ってのは、日本人が使うとおそらく99%、味の深さを感じない・・・なんというか、醸造された醤油って感じじゃなくて単に甘さとしょっぱさが少しあるって感じの、うすーーーい味なわけだ。で、彼女はアロハ醤油が本当になんでもおいしくしてくれる調味料だっていって喜んでいたのだった。

モンクはない。なにもいう権利もない。ただ、醤油ってのは日本人にとっては毎日口にいれるから、固定的に「こうじゃなくちゃだめだ」っていう味があるわけだ。でも、たまにしか醤油を使わないハワイの人、または日本のキッコーマンとかヤマサなんてハワイで売ってるのに使ってこなかった人にとっては、そういう不完全なもの(これは僕からすればってだけの話でアロハ醤油を批判してません。人それぞれなので)でも、ちゃんとおいしく感じるわけかって。

ハワイに初めて長期滞在したころ、コンドでアロハ醤油つかって、トンカツも作って、わざわざカツ丼を家で作った。そしたら、とんでもないことになった。味が薄っぺらいのだ。もう食えないっていう感じ。まあ、食べたけどね、もったいないから。でも失敗作になった。カツ丼なんて最高のレパートリーで失敗なんてありえないわけで、つまり、醤油の選択ひとつで間違ってしまったってことだ。

その日系人の女性はなかなか高貴な感じの方で、非常に賢い感じの人だった。だから、どうしても本物を知ってほしくて、「一度、日本のちゃんとしたカツ丼でも食ってみてよ」ってことで、いずれカツ丼を食べに行く約束をした。しかし、それ以来、僕のハワイ行きがだんだん減ってきたりで、もう会わなくなった。だけど、なんと、その10年くらい後、一度だけワイキキで偶然あって話をしてたら、カツ丼の話を覚えていてくれた。そしたら、「やっぱりキッコーマンがいいわ!」だってさ。

なんか、嬉しかったんだなあ。日本醤油大使ってことかな・・当時は。


MAHALO & ALOHA !!
    Takeshi